お前、俺に惚れてんだろ?
すると燈馬くんは、あたしから体を離したかと思ったら…。


…ゴンッ!!


鈍い音が脳に響く。

と同時に、鈍い痛みが額を覆う。


「いた〜…」


あたしは、痛さのあまり額を手で摩る。


なんといきなり、燈馬くんが頭突きをしてきたのだ…!


「いきなりなにするの…!痛いじゃないっ…」

「うるせー。俺も痛いんだよ」


…なにそれ。

一体…なんのためにっ。
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