お前、俺に惚れてんだろ？

あたしにとって燈馬くんは、強引で、無愛想で、恋のお邪魔虫でしか思っていなかった。


でも…。


“言い忘れてたけど、今日からこいつ、俺の女だから”


きっかけは、突然放たれた意味不明な告白だったけど…。


“あいつが、お前を泣かせたんだなっ…？”

“ほのか…。優馬なんかじゃなくて、…俺にしろよ”


気がついたときには、そばには燈馬くんがいてくれた。