お前、俺に惚れてんだろ?
「朝からうっせぇーなぁ。出てくるの遅ぇんだよ。寒いだろっ」


会って早々、文句を言ってきたこの人物は…。


…もちろん、燈馬くん。


なぜだかよくわからないけど、朝早くからあたしを家の前で待っていた“お友達”というのは、燈馬くんのことだった。


昨日、家まで送ってもらったから、あたしの家の場所を覚えていたんだっ…。


安易に送ってもらうものじゃないな…。
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