お前、俺に惚れてんだろ?
昼休み。

お詫びのつもりでか、燈馬くんがあたしにジュースを買ってきた。


「アミ、行こっ」

「…え、でもいいの…?」


だけどあたしは、アミを連れて燈馬くんのもとから離れた。


そんなのじゃ、なんのお詫びにもならないし、…そういうのをしてほしいんじゃない。


あたしはただ、真実を知りたいだけ。


あの人は、…一体だれだったのか。

燈馬くんとは…どういう関係なのか。
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