あの日のチョコをもう一度
そんなことを思い出しながら、俺は机に突っ伏してた
もうすぐバレンタイン
なんとかして、美野里に謝りたい......
けど、完全に嫌われてるし......
どうすりゃいいんだよ!
なんて馬鹿なことをしてしまったんだよ!全く俺は!
自分の不甲斐なさに呆れながら、自問自答を繰り返していたら
「なーに、しょげてんだよ!聡」
バシッと背中を叩きながら真琴が話しかけてきた
真琴とは中1からずっと同じクラス
それと比例して美野里とは一度も同じクラスになったことはない
つまり、美羽ちゃんともなったことがないわけで......
美羽ちゃんと付き合ってる真琴にとってはさぞかし悲しいだろう
毎回、クラス替えの度に落胆してたし(笑)
「てぇな、おい......」
突っ込むにも労力がいる
俺はそこまで弱っていた
肉体ではなく、精神が
完全に自業自得なのだけど
「ったく、折角のイケメンが台無しだぞ?」
「うるせー」
はぁ......少しはコイツの能天気さを見習いたい
そんなくだらないことを考えていたら
「どうせ、美野里のことだろ?」
と、真琴が真剣な声でそういった
3年前、俺はあの出来事を包み隠さず真琴に全て話した
当然、殴られた
最低だ!と目に涙を浮かべながら何度も
当然の報いだと思い、俺は抵抗せず素直に殴られ続けた
そしたら、段々と殴る力が弱まっていった
そして、胸ぐらを掴みながら
「頼むから......美野里を傷つけないでくれ......幸せにしてくれよ......頼むから......」
大事な幼なじみなんだょ......
そういって、真琴は顔を埋めた
あのときの真琴は本当にかっこよかった
俺なんかより、何百倍も
もうすぐバレンタイン
なんとかして、美野里に謝りたい......
けど、完全に嫌われてるし......
どうすりゃいいんだよ!
なんて馬鹿なことをしてしまったんだよ!全く俺は!
自分の不甲斐なさに呆れながら、自問自答を繰り返していたら
「なーに、しょげてんだよ!聡」
バシッと背中を叩きながら真琴が話しかけてきた
真琴とは中1からずっと同じクラス
それと比例して美野里とは一度も同じクラスになったことはない
つまり、美羽ちゃんともなったことがないわけで......
美羽ちゃんと付き合ってる真琴にとってはさぞかし悲しいだろう
毎回、クラス替えの度に落胆してたし(笑)
「てぇな、おい......」
突っ込むにも労力がいる
俺はそこまで弱っていた
肉体ではなく、精神が
完全に自業自得なのだけど
「ったく、折角のイケメンが台無しだぞ?」
「うるせー」
はぁ......少しはコイツの能天気さを見習いたい
そんなくだらないことを考えていたら
「どうせ、美野里のことだろ?」
と、真琴が真剣な声でそういった
3年前、俺はあの出来事を包み隠さず真琴に全て話した
当然、殴られた
最低だ!と目に涙を浮かべながら何度も
当然の報いだと思い、俺は抵抗せず素直に殴られ続けた
そしたら、段々と殴る力が弱まっていった
そして、胸ぐらを掴みながら
「頼むから......美野里を傷つけないでくれ......幸せにしてくれよ......頼むから......」
大事な幼なじみなんだょ......
そういって、真琴は顔を埋めた
あのときの真琴は本当にかっこよかった
俺なんかより、何百倍も