あの日のチョコをもう一度
「ねえ、美野里。一体何があったの?あたしに教えてくれないの?」
美羽の瞳は淋しそう揺れてた
あの後、あたしは美羽に電話で
「3年前のあの事はもう、吹っ切れた。だからもう何も気にしないで」
とだけ伝えた
何がどうなったかの経緯は話していない
だって、誰にも言わず自分の胸に秘めておこうときめたから
だけど、美羽には納得がいかないみたいだった
「ねえ、美野里....。あたしってそんなに頼りない?あたしじゃあ相談相手にならない?」
そんなことない!
あたしは真っ先に否定した
でも、美羽の表情は一向に晴れない
「じゃあ、なんで?吹っ切れたはずなのに美野里はそんなに苦しそうなの?」
美羽の瞳から大粒の涙が流れた
「あたしッ、あの日から美野里の笑顔見て、ないッ!」
何も出来ない自分が悔しいよ......
美羽はそういってあたしの肩に顔を埋めた
ああ、あたしはいつの間にこんなに美羽を苦しめていたんだ
あたしは無意識に美羽を抱き締めながら
“ごめんね......”
と何度も呟いた
美羽の瞳は淋しそう揺れてた
あの後、あたしは美羽に電話で
「3年前のあの事はもう、吹っ切れた。だからもう何も気にしないで」
とだけ伝えた
何がどうなったかの経緯は話していない
だって、誰にも言わず自分の胸に秘めておこうときめたから
だけど、美羽には納得がいかないみたいだった
「ねえ、美野里....。あたしってそんなに頼りない?あたしじゃあ相談相手にならない?」
そんなことない!
あたしは真っ先に否定した
でも、美羽の表情は一向に晴れない
「じゃあ、なんで?吹っ切れたはずなのに美野里はそんなに苦しそうなの?」
美羽の瞳から大粒の涙が流れた
「あたしッ、あの日から美野里の笑顔見て、ないッ!」
何も出来ない自分が悔しいよ......
美羽はそういってあたしの肩に顔を埋めた
ああ、あたしはいつの間にこんなに美羽を苦しめていたんだ
あたしは無意識に美羽を抱き締めながら
“ごめんね......”
と何度も呟いた