あの日のチョコをもう一度
「ねぇ、聡。あの3年前の今日、あたしはすごく傷ついた。勇気を出して告白しようとしたのを、する前に打ち砕かれたから.....」
聡は俯いて何も言わない
だけど、握ってる拳はひそかに震えてた
「あたしはその日を境に、聡が大嫌いになった。あれだけ好きだったお菓子作りも、何もかもどうでもよくなった。聡を忘れたくて、あのバレンタインの日を忘れたくてしょうがなかった」
「美野里.....、分かって「でもね」
「.....え?」
「どんなに忘れようとしても忘れられなかった。どんなに嫌いって思っててもあたしのどこかには聡がいた。そんな時、聡が謝ってきた、思いを伝えに来た。正直最初は迷惑だ!って思った。今更何って思った。だけど、心のどこかでは喜んでる自分がいた。正直、言われたとき、心臓はバクバクしてたしね」
俯いていた、聡が顔を上げた
その表情には戸惑い、だけどどこか嬉しさが滲んでいた
あたしは持っていた、紙袋を聡に差し出した
「はい、これ。あの日渡せなかったバレンタインチョコ。今度は受け取ってくれますか?」
そういって、あたしは目をつぶった
正直、怖かったから。受け取ってもらえるかどうか.....
そしたら、フワッと暖かい温もりに包まれた
目を開けたら、聡が涙を流しながらあたしを抱き締めていた
「本当.....?美野里、本当?」
きつく、きつくあたしを抱き締める聡
あたしはそっと腕を回した
「うん.....本当だよ、聡。あたしは聡が好き.....」
「俺も.....、大好きだよ.....美野里」
聡は俯いて何も言わない
だけど、握ってる拳はひそかに震えてた
「あたしはその日を境に、聡が大嫌いになった。あれだけ好きだったお菓子作りも、何もかもどうでもよくなった。聡を忘れたくて、あのバレンタインの日を忘れたくてしょうがなかった」
「美野里.....、分かって「でもね」
「.....え?」
「どんなに忘れようとしても忘れられなかった。どんなに嫌いって思っててもあたしのどこかには聡がいた。そんな時、聡が謝ってきた、思いを伝えに来た。正直最初は迷惑だ!って思った。今更何って思った。だけど、心のどこかでは喜んでる自分がいた。正直、言われたとき、心臓はバクバクしてたしね」
俯いていた、聡が顔を上げた
その表情には戸惑い、だけどどこか嬉しさが滲んでいた
あたしは持っていた、紙袋を聡に差し出した
「はい、これ。あの日渡せなかったバレンタインチョコ。今度は受け取ってくれますか?」
そういって、あたしは目をつぶった
正直、怖かったから。受け取ってもらえるかどうか.....
そしたら、フワッと暖かい温もりに包まれた
目を開けたら、聡が涙を流しながらあたしを抱き締めていた
「本当.....?美野里、本当?」
きつく、きつくあたしを抱き締める聡
あたしはそっと腕を回した
「うん.....本当だよ、聡。あたしは聡が好き.....」
「俺も.....、大好きだよ.....美野里」