Magical☆Players
そして、新学年一日の授業が終わり
これから帰るところです
あたしは創一に
「ねえ、創一帰りも一緒に帰らない?」
そう尋ねた
創一は快く
「良いよ」
と言ってくれた
その帰り道の事だった
あたしは何となく
裏路地を通りたくなったので創一に
「ねえ、今日は裏路地を通っていかない?」
そう尋ねた
ところが返答はあたしの
予想とは違った
「悪いが裏路地を通るのはやめてくれないか
このバイクは大型でおそらく
通れないうえに
場所によっちゃチンピラに
絡まれる危険性
もあるんだ。」
この返答にあたしは
「わかったじゃあ途中から
一人で歩いて行くね。」
この判断が今後の人生を
大きく左右する選択だったことを
まだ誰も知る由は
無かった
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