親愛なるあなたへ
むしろ、すごく好きなタイプ。
突飛な行動をする人も、許容範囲内だ。
先輩は会場のざわめきを吹き飛ばすかのように叫んだ。
「なぁ、お前らは何をしにここへやってきた。まさか、やりたいことも、やろうとしていることも、夢すらないままお前らは生きてきたとか言うんじゃねーだろうな。いいか、それは間違いだ。今から直せ。俺には、夢がある。だから、学校に通い勉強をする。
そして、俺の夢はミュージシャンだ。世界で通用するようなプロのミュージシャン。お前らの中には、俺の夢を笑うやつがいる。でも、そんな奴ら気にしない。俺は、俺のなりたいものになりたいから夢を語り、夢を追いかける。
今から、お前らを祝福するために歌を歌おう。俺の憧れの先輩である、ゆずの雨と泪」
宣言通り先輩は歌いだした。甘いような女の子のような歌声。
その声に、私は一瞬で引き付けられた。
たまに高音で掠れてしまう先輩の声は、その瞬間だけ悲しそうな声に変わる。
突飛な行動をする人も、許容範囲内だ。
先輩は会場のざわめきを吹き飛ばすかのように叫んだ。
「なぁ、お前らは何をしにここへやってきた。まさか、やりたいことも、やろうとしていることも、夢すらないままお前らは生きてきたとか言うんじゃねーだろうな。いいか、それは間違いだ。今から直せ。俺には、夢がある。だから、学校に通い勉強をする。
そして、俺の夢はミュージシャンだ。世界で通用するようなプロのミュージシャン。お前らの中には、俺の夢を笑うやつがいる。でも、そんな奴ら気にしない。俺は、俺のなりたいものになりたいから夢を語り、夢を追いかける。
今から、お前らを祝福するために歌を歌おう。俺の憧れの先輩である、ゆずの雨と泪」
宣言通り先輩は歌いだした。甘いような女の子のような歌声。
その声に、私は一瞬で引き付けられた。
たまに高音で掠れてしまう先輩の声は、その瞬間だけ悲しそうな声に変わる。