まほうのそら。(完)


と言った。そのときのユメノさんの辛そうな顔をみて余計に胸が苦しくなっ

た。












こうして拾われてから二人でひっそり暮らしてきたんだ。



私のお母さんはきっと私のことなんて忘れているだろう。私がでていったとき

には小さな女の子の鳴き声が聞こえたんだ。たぶん、私には










妹...がいる。









こんなの私の憶測だけど。


でも新しい女の子が生まれたなんて聞いたことないから私の時のような魔法戦


争が起きないように秘密にしているのだろう。




城に赤ん坊が入れるわけがないから。






< 114 / 416 >

この作品をシェア

pagetop