まほうのそら。(完)
呼ばれてついていくと、ありゃ、これはやばい。大勢の女の子たちが待ち受け
ていた。
ま、まさか集団リンチとかないよね。
「あんたね。最近原田くんの周りをうろちょろしているという、地味ブス
は」
リーダーっぽい金髪の背の高い女の子がいった。
よく見ると女の子達の中にハテハデ?もいる。なにこの集団...
どうやって集まったの?
「紹介がおくれたわね。私は浜田みゆき。原田くんのファンクラブの
会長よ。」
ファ、ファンクラブ!?そんなのあったの、原田真広。
アイドルかよ...
じゃあ、この周りにいる大勢の女の子たちは...
「ファンクラブのプレミアム会員。他にも学年に百人はいるわ。」
な、なにそのプレミアム会員って。意味わかんないわですけど!
ファンクラブの中でも格差があるの!?
それにしても...学年で百人ってことは...私の学校は10クラスあってひとクラ
ス女子が約20人。学年の女子の人数は200人くらい...
ってことは。二人のうち一人は原田真広のファンクラブにはいってるってこ
と!?す、すごすぎる。