まほうのそら。(完)



「わ、私...用事があるんだった。」


浜田さんが不自然にぽんっと手をうって言った。漫画かよ。


「私も...」


「わ、私だって。」


それにつられて次々と女の子たちが帰っていった。


そして永田くんという人と私が残った。


「ねぇ君、中原ありさだよねー」



「え、なんで知ってるの?」


私は永田くん今日初めて知ったんだけど。


「あんたー有名だよ。原田真広に近づく地味ブスやろうってクラスの

女子が毎日言ってる♪」


な、毎日...それはさすがにきずつくんですけど。

うなだれていると。

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