まほうのそら。(完)


まさか私?いやいや、ありえない。


「ありえなくないよ。俺、君のこと気に入ったよ♪」


いや、気に入ったって...



「ねぇ、俺の彼女になってよ?」



...は?いや、会って数十分しかたってないと思うんですけど。



「無言は肯定ととらえるよ?」



そういって永田君は顔を近づけてきた。






ってもしかしてこれは...キス!?



唇があと数センチぐらいになって思わず目をきゅっとつぶったとき。



「な~んてね♪」


え。


「ドキッとした?抵抗しなきゃダメだよ~。キミ、面白いね。

こういうことされたことないでしょ?みたところパッとしてないし。」




...ですよね。からかわれたんだよね。パッとしてないし。って失礼な!


もう。なんだこの人は。ちょっと危険だよ!

















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