まほうのそら。(完)



そうして放課後。次こそ!と思って原田真広のところに行った。

全く、チャイムがなると同時に教室いつも出ていくからね。


いつもどこにいってるのかな?




「ねぇ!原田真広話があるんだけど!」


「...何?俺今から用事があるんだけど。」



「なんで今日の風紀委員来なかったの!?それで私仕事大変たったんだか

ら!」


一気に不満をぶちまけた。でも、これくらい言わないとスッキリしないよ!


「...寝てた。」



...はぁぁ!?ね、寝てたぁ?いやいや、わたしだって寝たいわ!

まぁ、原田真広のことだからそんなことだろうと思ったけど。



「ホントに原田真広いないと二人分の仕事まわってきて大変なの。

眠いのはわかるけど来月のは絶対来てね‼」


もう念を押しとかないとまたすぐ忘れて来そうだからね。

そして私は一番気になってたことを聞いてみた。




「ていうかさ、なんでいっつも寝てるの?」



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