まほうのそら。(完)






ある人のチョーカーがなぜかこの世界に迷いこんでここ、橘高校のどこか

にあるらしい。


それでなぜ私が探すのかというと、チョーカーを無くした人はなんと私の

親なんだ。


ユメノさんっていうんだけど...結構いろんなこと適当に決めてしまう人で、

私はいつも振り回されてる。人間界に高校通うことを言われたのは実は

昨日の夜。ホントに急すぎるよ。




ユメノさんの年齢は知らないんだけど、もうずいずんまえに成人してるはずか

ら学校に忍び込んでチョーカーを探してるのがばれたら当たり前だけど即不審

者扱いで逮捕だろうね。

牢屋に入れられても魔法ですぐ出られるだろうけどそんなことしたら脱獄

した人がいるーってなってパニックになっちゃう。



橘高校のどこにあるのかもわからないから生徒に紛れて探した方が怪しまれ

ないだろうから。

ということで私にチョーカーを探す任務を押し付けられました。

というのが私が人間界の高校に通うことになったわけ。



それで、時間がある日の放課後は校舎のなかを回って探すことに決めたんだ。




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