まほうのそら。(完)
「おい...聞いてるの。」
声は意外と低くて。髪の毛はただ後ろにお団子にしてるだけだと思ってたけど
よく見たら三つ編みのカチューシャをしてる。
意外と器用なのかも。
「ねぇっ!!」
うわっ?
いきなり大声を出されて、ビックリした。
私、何冷静に女の人の分析しちゃってんの。
「さっき私に魔法使ったよね。あんた何者?」
何者ってこっちが聞きたいんですけど...。
とりあえず、答えよう。じゃないと、女の人が怒りだしそうで怖いし。