まほうのそら。(完)
「あたしが操れるのは風が主だけど、大地も操れるの。木の魔女だからね。
自然は操れるものが多いのよ。頑張れば天気も操れる。
大地の調節ってのはー...うーん、大地の層のズレを調節するみたいな。
これはあたしの仕事でもあるの。
ズレを直さなかったら地割れが起こって学校が崩れちゃうからね。
それで調節しやすい柔らかい地面を探してたの。そこであんたが攻撃してきた
って感じ。」
へぇ...木のクイーンも大変なんだなぁ。
そう納得していると。
「うわ、時間ヤバイ!次のとこいかなきゃ。んーじゃあそういうことだか
ら。」
そういってドレスを軽く直してびしょびしょのまま歩いていく。
途中、振り返った。
「そういえば、あんたの名前聞いてなかったわね。なんていうの?」