まほうのそら。(完)
ー魔法界ー
コツコツ...
また、暗闇に足音が響いている。
「お疲れさまです」
今日も挨拶を無視して、奥の髪の長い女のところまで歩いていく。
「何か変化はあるか。」
髪の長い女が口を開いた。
「いいえ、何もありません。」
「あいつと接触をさせているが何かそれについていってたか...?」
「いいえ...」
「そうか...好きになってもらわないと...」
「そう...ですか...」
「それから裏切らせて...最高の復讐をしてあげよう。ウフフフフ...」
女の口角があがって、不気味な笑い声が響いた。