まほうのそら。(完)
勝手にそう決めて私は三つ編みをほどいてポニーテールにした。
膝丈だったスカートも折って短くして、ネクタイをゆるめた。
あー、きつかった。
意外とネクタイ苦しい。
そうして鏡でもう一度チェックしてから教室に戻った。
鞄は持っていると邪魔だから、教室においてきたんだ。
ここから東棟は遠いけど取りに行くか...
教室について、入ろうとして気づいた。教室のなかに誰かいる...
ビックリしながらも教室にはいると寝ている人がいた。
んー...誰だろ?学校終わってかなり時間が経ってるはずだけど...
しかも私が任務を始めるときには皆教室を出てからはじめたのに。
そんなことを考えながら寝ている人の顔をのぞきこんだ。
あれ、この人は...
「原田真広だ...」