まほうのそら。(完)


原田真広の彼女事件?が起こって数日。



今日は一日、菫がいなかった。どうやら魔法界でお母さんになんか

話があるとかいわれたみたいで。

今日も帰るのは一人かぁ。最近菫は葵君と帰ってるからもともと一人が

多いんだけどね。

靴を履き替えて外に出ると、また校門に人だかりができていた。

なんだ...また原田真広の彼女が来たのか...。


そう思って校門をすぐに抜けた。

なんか最近、この事を考えるたびにずっとモヤモヤする。

いや、イライラする!


なんで...こんなに。原田真広のことを考えるたびにイライラが増していく。




イライラ...なんでこんなにするのかな。

ん?イライラ?


あっ。


そうだ。わかった。







私がイライラしてるのは原田真広に彼女がいるからだ。

普段私のことをバカにしてくる原田真広が...

生意気に美少女の彼女何て連れてるからイライラするんだ。


あんなに女子に興味ないふりして...彼女...





あーあ。何か...イライラの原因わかったんだけど...

どうもスッキリしない。

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