まほうのそら。(完)
「原田真広のこと、どう思ってるの?」
えっ。どうって...
ガタッ...
なんて言えばいいんだろう。そう思ったとき、前の方から音がした。
「今、前の方で何か音が「質問に答えてよ?」
話をそらしたら永田くんが顔を近づけてきた。
どうって...でも、別に普通なのに。
好きなんかじゃ...ない。
ただ、突然キスされたのにビックリしたりしてるだけ。
今...私の顔が赤いのも気のせいだ。
だって、原田真広には彼女だっているんだし。
あの原田真広が顔を赤くするような。美少女の彼女。
「原田真広のこと別になにも思ってないけど。」