まほうのそら。(完)
「いって...」
「原田真広のことは好きじゃなくても永田くんとは付き合えません!!」
どうせ永田くんのことだからまた私をからかってるだけでしょ。
原田真広もそういってたし。
私は永田くんを突き飛ばして、そう叫んでから急いで教室からでた。
「クソ...やらかした。あいつ案外難しいな。」
そういって空を見た。
「速くしないと...あの方に...」
そのあと永田くんがそう呟いていたのは知るわけもなかった。