まほうのそら。(完)


席につくと、隣には原田真広。

よし...お礼を言おう。



そう思った瞬間。




「じゃー数学始めるぞ。」






授業始まっちゃった...。どうしようかな。

どうしようか悩んでいると突然前から紙が飛んで来た。

慌ててキャッチして、見てみると。



[ありさへ。菫より。]


手紙だ。菫から手紙を貰ったなんて初めて。いつも言いたいことは

直接言うし。でも今は授業中だからしゃべれないか。




四つ折にされた、ノートの紙切れを開いて中を見ると、


[ありさ、倒れたんだよね!?ごめん!ありさ体調悪そうだったのに

支えてあげられなくて。あと、原田くんが運んでくれたのは知ってるよ~♥

二人良い感じじゃーん♥好きなんでしょ?原田くんのこと!

絶対脈アリだってー           

                    菫 ]


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