まほうのそら。(完)
しかも、周りには魔女達の気配がない。おそらく近くにはいないんだろう。
じゃあ何で木が...。
そう思った時。突然背後に衝撃がきた。
...やばい、やられた。
気配が...なかった。
一瞬だった。
私はそのまま壁へと飛ばされた。頭をうって、朦朧とする視界の
中に、黒い服を来た男の子のような人が近づいて来るのがわかる。
...だれ?
「オールクイーンの娘ってこんなに弱かったの?」
オールクイーン。その単語を聞いただけで体がこわばる。
何でその事を...?
あと...この声。聞いたことあるような...?
ちょっと前までしつこいぐらいずっといて、最近はあんまり私のとこに来な
い。