まほうのそら。(完)


しかも、周りには魔女達の気配がない。おそらく近くにはいないんだろう。

じゃあ何で木が...。





そう思った時。突然背後に衝撃がきた。




...やばい、やられた。






気配が...なかった。

一瞬だった。



私はそのまま壁へと飛ばされた。頭をうって、朦朧とする視界の

中に、黒い服を来た男の子のような人が近づいて来るのがわかる。


...だれ?






「オールクイーンの娘ってこんなに弱かったの?」



オールクイーン。その単語を聞いただけで体がこわばる。

何でその事を...?


あと...この声。聞いたことあるような...?

ちょっと前までしつこいぐらいずっといて、最近はあんまり私のとこに来な

い。

< 304 / 416 >

この作品をシェア

pagetop