まほうのそら。(完)
「なかなか俺のこと好きにならないし。まじで怒られちゃったんだけど。」
好きにならないしって...
なんの...こと?
それより、思い出した。この声。
「癒...樹。」
どうして癒樹がこんなこと。それより、癒樹は魔法使いだったの?
「じゃあありさ~。今度また会えると良いね。」
そう言って癒樹は私に手を伸ばした。そのまま私の視界は真っ暗になる。
なんだか...急に...眠くなった。
もういいや...ねよう。
真っ暗な世界に落ちていった。