まほうのそら。(完)
女の子がはっとした表情で言った。さっきから女の子ってずっと呼んでたし
ね。この女の子は何者なんだろ。
「私はエル。雷の魔女。で、クイーンなの。」
クイーン!?この小さな女の子が!?
そう思った瞬間ものすごい勢いで叩かれた。
「今小さいって思ったでしょ。失礼ね。これでも、あんたより2歳年上
なのよ。」
そんな年上だったんだ...。
でも、だからベルギーと知り合いなんだ。クイーン同士で仕事があったり、
会議とかもあるらしいからね。一応クイーンはその魔女や魔法使いたちの
代表になるからね。
「で、なんであんたとベルギーは知り合いなわけ?そこが一番分かんないんだ
けど。」
「それはー...かくがくしかじか。」
説明すると、エルも納得したみたい。