まほうのそら。(完)
将来役にたちそうだから?どういうことだろう。でも、癒樹って私と入れ違い
だったんだ。
「これ以上は魔法界の城で説明する。とにかくここから動きたいの。」
腕をさすりながら菫が言った。今は夏とはいえ、菫の格好だからな。
今は菫は肩を全開にしたドレスを着ている。これはいくら夏でも寒そうだ。
「じゃあ行くわよ...」
菫がそういった瞬間、ものすごい眠気が急に襲ってきた。
そのまま体の感覚が消えていくような感じがして...。
私はそのまま気を失っていた。