まほうのそら。(完)
一緒に魔法学校に行ったり、魔法の練習したり、
帰りに寄り道したり、たくさんしゃべったり。
たっくさんある、思い出も、全部。
視界が眩んだ。泣きそう。でも、泣いちゃダメ...。
上を向いて、涙が溢れてくるのを抑えた。
とりあえず私はここからでて菫から話を聞こう。
そう思って、ベットからおりて、大きなドアの前に来た。
カチャ...
ドアをゆっくり開けると、長い廊下が。
そしてたくさんのドアがある。こんなところどこにいるかとか、わかる
わけないじゃんっ!
広い廊下の圧迫感に押されて、はしっこをトコトコ歩いた。
城って...こんなに広かったっけ。広かったか。
いや、もっと広かった気もする。
私が大きくなったからかな。