まほうのそら。(完)
「着いたわよ。」
そう言って、大きなドアを開けた。
そこは真っ白な光が差し込んで、ポツンと机とベット。
あまり広くない部屋に驚きなからも、机にすわっている女王に気付いた。
「あら、よく来れたわねー...」
そう言いかけて私を見たあとに、隣にいる女の子を見て、眉を潜めた。
そして、
「スズ...」
と、呟く。スズって...もしかしてこの女の子の名前?
女王は厳しい表情のままで、
「どうしてここにいるの。」
そう聞いた。スズって、女王とどういう関係なんだろう。
さっきは私も女王に用事があるっていってたけど。