まほうのそら。(完)



スズは女王とは反対にニコニコした表情で話始めた。

私がここにいてもいいのかな...?




「女王。私、新しい技ができるように...「またそれね。」



だけど、スズの話を最後まで聞く前に女王はやめさせた。

またそれって、どういうことなんだろ。



「あなたは部屋から出ないでっていつも言っているでしょう。それとも、

何か欲しいものでもあるの?買ってあげるから、メモに書いておきなさい。

じゃあ、戻って。私はこの人に話があるの。」




部屋から出ないでって...どういうこと?

このスズって子...何者なんだろう。



スズは、どこか諦めたような、切ない表情で、


「ごめんなさい...。」


そう言って顔を下げた。そのまま走って勢いよくドアを開ける。

そのとたん、ちょうど部屋に入ってきた人とぶつかった。

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