まほうのそら。(完)
女王は、スズの気持ちをわかってない。
でも、それより気になることかある。
「危険な目に遭わないように...ってどういうことですか?」
小さな頃は能力かとられることはあるけど、なんで今も部屋に
ずっと閉じ込めているんだろう。
私がその質問を投げ掛けると女王は静かに視線を落とした。
そして、ゆっくりと話し出した。
「それは...私があんたのことを捨てた...理由にも繋がってくるの。
昔...大きな魔法戦争があったのは、知ってるわよね。」
魔法戦争...。私が、生まれる前に、起こった大きな戦争だ。
原因は、私の能力を奪うため。
私のことをオールクイーンの子だと思ったそれぞれの能力の魔法使いや、魔女
たちが城に攻め込まれておおきな被害が出た戦争。
水、火、木、雷の能力で別れて、城は壊滅状態になった。