まほうのそら。(完)
「そのときに流れた、噂。あんたの力かあれば魔法界は簡単に支配できる
ようになる、っていう。そんな噂が、まだ流れてしまったらスズの命が
あぶない。今はもう能力を奪うことができない年齢だから、スズは
危険だから誰かに殺されるかもしれない。」
自分たちが支配されるかもしれないから、スズを殺す...あり得るだろう。
だから女王はスズの存在を隠すために城の部屋からでないように命令
しているんだ。
「本当は...スズともっと遊びたい。たけど、城のやつらも信用できない
からな。子供を預かっていることにしているよ。」
そうだったんだ。女王も、スズの安全を考えてあんな冷たい態度...。
「そういうこと。わかったかしら?じゃあ、今からほんとに話したいこと
言うわね。私が、あんたを殺そうとした理由とあんたがなぜオールクイーンの
力を持っていたのか...」