まほうのそら。(完)
「ある、話?」
「女王の知り合いの話です。子供の時は能力が少なかったんだけど、ある日
突然膨大な能力が使えるようになった、火の魔法使いの子。でも、その子は
突然能力を手にいれたのではなく、生まれたときから持っていたのです。」
生まれたときから持っていたのなら、どうして、最初から魔法が十分に
使えなったのかな。
「ここからは例えを使うのですが、魔力を入れている壺があるとします。
そのなかに、生まれたときから膨大な能力が入っていて、その能力が壺の
なかにパンパンにはいっているから、詰まって、能力がでにくくなっていた、
そんな感じですね。」
なるほど...魔力を入れている壺。
それはでにくくなっていたから、少量の魔力しか使えなかった。