まほうのそら。(完)





それから水族館を出ても、原田真広といろんな施設をまわった。


サッカー場にいってサッカーしたり、

テニスを教えてもらったり...





とても楽しかったんだけど...

原田真広といると周りの女子たちの視線が痛い。



原田真広は女の子舘からのお誘いはすべて断ったみたいで。




私と一緒に行動してくれたのはただ友達のいない私を可哀想だとおもって

まわってくれてるだけなんだけど。




「なにあのこ!原田君といるよ!」

「えーっ!私の誘いはことわったのに!?」

「なんであんなやつが!」



そんな声も聞こえたし。

やっぱモテる人とはあんまいない方が良いのかも。



特に私みたいな地味っ子は。恨まれたりしてないよね...



「もうそろそろ時間だな。集合場所ホテルのロビーだ。行くか。」



でも、楽しかったな。

もうちょっと一緒にいたい、なんて...





そんなことを思ったのは内緒だ。





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