サプライズは、パーティーの後で ~恋に落ちた御曹司~
「だって、ただ付き合うって言ううんじゃないのよ。あの真子社長の前で、結婚させてくださいって言うのよ」
彼私の体をくるっとひっくり返した。
表情がコロッと変わって、面白そうなものを見つけた男の子みたいに目が輝く。
「お前、本気か?お袋の前で、息子さんをくださいって言うのか?ちょっと待てよ。それいいサプライズかも」本気じゃないでしょうね。
そんなことしたら、一生そのネタでからかわれるじゃないの!!
「真裕ったら、茶化さないで!」
「茶化してなんかいないさ。大真面目だよ。不安に思ってること言ってごらん?」
「住む世界が違い過ぎる。真裕の周りにはきれいな女性が多すぎる。あなたは、私のことをずっと好きでいてくれるかどうか分からない」
「住む世界が違うって!実際にうちに行ってみてからもう一度感想を聞くよ」
「どんな家なのよ」