サプライズは、パーティーの後で ~恋に落ちた御曹司~
「まあ、見てからのお楽しみ。でも、創業者一族がどんな生活をしてきたかって、しつこいほど社内向けにも社外向けにも、伝えてきたんだけど。もしかして、まったく聞いてないとか?」
「だから、そういうのに興味がなかったって言ってるでしょ?だって、あなたが御曹司だって知らなかったぐらいだから」
「うん。そうだったね。俺の周りにいるきれいな女が気になるのか?」
「うん。気にならない訳ないもの」
「そんなに気にしてもらえるなら、周りにきれいな女性置いておこうかな。そうしたら、花澄は心配で俺のことずっと心配してる?」
「そんなわけないでしょ?」