正反対の二人
始業式が終わり、私は担任の早川實先生のあとについて2-Aと書かれた教室に入る。
きっ緊張してきた・・・・
緊張のあまり手が震えるのを感じながら
ガラッ
ドアを開けると
まず視界に入ってきたのは
優!!
昨日再会したばかりの友人だった。
すると優も私に気づいたらしく私にVサインを送ってくれた。
やったー
優と一緒のクラスだ。
私はニヤつく顔を必死で隠しながら自己紹介をする。
「立川奈夢です。よろしくお願いします。」
「立川はあそこの席にすわれ」
そう言って先生が指差したところに座る。