正反対の二人
3、あの青年は楓だった!?
「奈夢、おはよう」
「おはよう、優」
昨日あれからいろいろ考えた。
楓とはまた仲良くなりたいけど
やっぱり拒絶されるのが怖い。
でも私と同じくらい、
いや、会ってなかったブランクを考えると
私よりはるかに楓のことを知っている優がいてくれれば
昔のように話せるかもしれない。
そう思って私は優に頼んでみることにした。