正反対の二人



いや、向かおうとしたが・・・・・





迷った・・・・。





私、特別方向音痴じゃないはずなんがけどな。





迷うのは当然だ。



転校して間もないのに地図も持たずに校内を走ったのだから。







「あれー、ココドコ?」




なぜか薄暗い階段の踊り場にいた。



キーンコーンカーン・・・



始業のチャイム音が遠くで聞こえる。




「あー\(◎o◎)/!やばいチャイムなっちゃったよ。」




これは多分あとで優に怒られるだろう





いや、たぶんじゃない絶対だ。






ビューーーーー




その時ひときわ大きい風が通った。
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