クールな先輩を恋の矢で射止めます
だけど、返ってきた言葉はお父さんと相談してからと言われてしまった。
「お姉ちゃん、今年大学受験でお金もいっぱいかかるし……。
今そんなお金必要ってことは、何か壊れたりした時もそれなりにしてくるわけでしょ?」
「……そっか!そうだよね‼
あたしのやりたいことばっかり言ってらんないもんね」
ははっと笑いながら、あたしはバッグを持って自分の部屋に向かった。
後ろから「弓道やりたい気持ちはちゃんと分かったからね!」とお母さんの言葉を聞いて。