クールな先輩を恋の矢で射止めます



あたしはぎゅっと目を瞑った。




このままもう寝ちゃおうかなと思った瞬間だった。




"バイトしてお金稼いだら、弓道部に入れるんじゃない?"



「そうだっ!」



あたしはすぐにベッドから起き上がった。



入部できるのは遅くなっちゃうかもしれないけど、それでも山崎先輩がいいって言ってくれたら……



あたし、弓道部に入部できる!!



それに自分でお金を用意するって言えば、お母さんやお父さんからの許可だっていらない!



高校生になったんだもん、働いてみたい!って気持ちもあったし。



「そうしよう、お母さんに良い返事もらえなくても、自分でやればいいんだよね!」



そういい聞かせると早速明日からバイト先を探すことに決めた。



< 25 / 71 >

この作品をシェア

pagetop