クールな先輩を恋の矢で射止めます



「ごめんね、こんなギリギリになるまで言わなくて。



でも必ず来月には弓道部に入れるようにするから、だから先に頑張って!!」



あたしは無理矢理笑顔を作ってそう言った。



「……分かった、頑張る。でも絶対に弓道部に入ってきてね。



私、毎日一緒にできる日が来るの楽しみにしてるから」



春歌は強い眼差しであたしに言ってきた。



きっとなんで今すぐできないのか気になってるはずなのに聞かないでくれたよね。



優しいな。その察してくれた気持ち、絶対に無駄にしないようにしないと。



「うん!絶対に入るよ!」



「約束だからね!」



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