くるりんぱ=問題児!?
「「ふぃー、あっちぃ…!!」」
「一緒に同じこと言ってんじゃねーよ、絇瑠」
「そっちこそ、同じこと言わないでくださいよ、嶺央先輩…」
「「キモイ(っすよ)」」
ピキッ…
2人がにらみ合いを始めた瞬間
ヒュオッ!
バスケットボールが2人の顔の間のスレスレを通る。
「「…ごくり」」
2人が目を合わせながらパチクリした後、ボールが飛んできた方向を見る。
そこには目が笑ってないが笑顔の知恵がいた。
「あっはは!手が滑っちゃった!
あ、決してサボってるからムカついて全神経集中させて投げたわけじゃないからね!」
「「嘘だ!!」」
「そんなことどうでもいいから、その転がってるボール取ってきて!」
「へいへい」
嶺央がめんどくさそうに転がっていくボールを取りに行く。
すると、ボールがある人の足元で止まる。
その人がボールを拾い上げる。