社内恋愛発令中【完】
そんな蒼井さんの言葉には耳も貸さないのか、蓮也さんは知らんぷりを決めていた。
「ね、詩苑ちゃん、考えてくれた?」
「え、あ、いや…」
あたしが蒼井さんの秘書になってから、蓮也さんがあたしを自分の秘書へと勧誘してくる毎日が続いている。
今日で30回以上、考えてくれた?の言葉を聞いた。
「あの、あたしは…」
「部長といると、何かと狙われやすいよ〜」
狙われやすい、と言われて肩が上がる。
蓮也さんはそんなあたしの肩に手を置いて、顔を近づけた。
「ね、どう?」
「ど、どうって言われても…」
最近の蓮也さんは、何かと距離が近い。
「ね、詩苑ちゃん、考えてくれた?」
「え、あ、いや…」
あたしが蒼井さんの秘書になってから、蓮也さんがあたしを自分の秘書へと勧誘してくる毎日が続いている。
今日で30回以上、考えてくれた?の言葉を聞いた。
「あの、あたしは…」
「部長といると、何かと狙われやすいよ〜」
狙われやすい、と言われて肩が上がる。
蓮也さんはそんなあたしの肩に手を置いて、顔を近づけた。
「ね、どう?」
「ど、どうって言われても…」
最近の蓮也さんは、何かと距離が近い。