社内恋愛発令中【完】
___パタ
が、どうやら空耳ではないらしい。
自分の足音に遅れて、背後から足音が聞こえてくる。
悪寒なのか恐怖からなのか、震えが止まらない。
まだ家には着きそうにない。
あたしのペースでは、あと15分は歩くだろう。
どうしよう、と歩きながら考える。
頭痛が邪魔をして、考え事もままならない。
近くにコンビニもないその道は、どこかへ逃げるにもしばらく走らないといけなかった。
あたしにはそんな体力もない。
どの道からコンビニへ続くのかも分からない。
ただでさえおぼつかない足元が、震えで余計にフラフラしてしまう。
が、どうやら空耳ではないらしい。
自分の足音に遅れて、背後から足音が聞こえてくる。
悪寒なのか恐怖からなのか、震えが止まらない。
まだ家には着きそうにない。
あたしのペースでは、あと15分は歩くだろう。
どうしよう、と歩きながら考える。
頭痛が邪魔をして、考え事もままならない。
近くにコンビニもないその道は、どこかへ逃げるにもしばらく走らないといけなかった。
あたしにはそんな体力もない。
どの道からコンビニへ続くのかも分からない。
ただでさえおぼつかない足元が、震えで余計にフラフラしてしまう。