社内恋愛発令中【完】
第4章
恋と憧れ
(来ちゃった…)
主婦が集まるスーパーに、あたしは今佇んでいる。
余計なことはしない方が、と思ったが、遅くに帰ってくる蒼井さんを思うと足が動いたのだ。
カレーなら嫌いな人は少ないだろう、と野菜コーナーへ。
(じゃがいもと玉ねぎと…)
野菜を手に取り眺めていると、肩をポンポンと叩かれた。
振り向くと、不思議な顔をした蓮也さんが。
「え、れ、蓮也さん…!?」
驚いて手に取った玉ねぎを落としそうになる。
「ビックリしたのはこっちだよ…何でこんなとこいるの?」
「か、買い出しです…蓮也さん、お仕事は…」
「今日は俺休みの日だし…ここのスーパーよく来るの?」
主婦が集まるスーパーに、あたしは今佇んでいる。
余計なことはしない方が、と思ったが、遅くに帰ってくる蒼井さんを思うと足が動いたのだ。
カレーなら嫌いな人は少ないだろう、と野菜コーナーへ。
(じゃがいもと玉ねぎと…)
野菜を手に取り眺めていると、肩をポンポンと叩かれた。
振り向くと、不思議な顔をした蓮也さんが。
「え、れ、蓮也さん…!?」
驚いて手に取った玉ねぎを落としそうになる。
「ビックリしたのはこっちだよ…何でこんなとこいるの?」
「か、買い出しです…蓮也さん、お仕事は…」
「今日は俺休みの日だし…ここのスーパーよく来るの?」