社内恋愛発令中【完】
というかお風呂に入るとは思ってなった。



人の家で、しかも上司の家でお風呂に入ることになろうとは、誰が想像するだろう。



あたしは溜め息をつくと、服を脱ぎ始めた。



ここまできたら入るしかない。



2日間入らないのは、さすがに嫌だ。



蒼井さんの家は、どこに行っても綺麗で、お風呂もカビ1つなく綺麗だった。



あたしは少し緊張する胸を落ち着かせ、シャワーを浴びる。



思い切りの良いシャワーが、そんな思いの内をも洗い流してくれるようだった。
< 268 / 355 >

この作品をシェア

pagetop