社内恋愛発令中【完】
あたしが心配になったのか、蒼井さんがあたしの顔を覗き込む。
その近さに、キスされたことを思い出し顔が熱くなってしまった。
「熱でもある?」
「な、なな、ないです…!」
自分でも自分がひどい。
あんな夢、見せる必要があるだろうか…。
「それとも」
と、蒼井さんが唇の片端を持ち上げて笑う。
「俺に何かされる夢でも見た?」
「っ」
夢の中でも余裕だった蒼井さんは、やはり現実でも余裕な態度。
そしてあたしは夢の中と同様、からかわれていると分かっていても顔を熱くしてしまう。
その近さに、キスされたことを思い出し顔が熱くなってしまった。
「熱でもある?」
「な、なな、ないです…!」
自分でも自分がひどい。
あんな夢、見せる必要があるだろうか…。
「それとも」
と、蒼井さんが唇の片端を持ち上げて笑う。
「俺に何かされる夢でも見た?」
「っ」
夢の中でも余裕だった蒼井さんは、やはり現実でも余裕な態度。
そしてあたしは夢の中と同様、からかわれていると分かっていても顔を熱くしてしまう。