社内恋愛発令中【完】
おかしい、と分かっていても、脈は早くなっていくばかり。
顔には騙されないと誓ったはずなのに。
「ん、取れた」
頭の上で声が響いて、ビクッと肩が上がってしまった。
「あ、ありがとうございます」
「どうかし「よし!場所取り完了!」
あたしの様子に首をかしげた蒼井さんが言葉を発しようとしたとき、タイミング良く蓮也さんが声を上げた。
「帰りましょう!」
ここぞとばかりにあたしも声を出す。
このままだと自分がおかしくなりそうで、それが何だか分からなくて。
あたしの声に反応した蓮也さんが頷き、3人で会社までの道を引き返す。
明日は晴れるだろう星々が、夜空を綺麗に着飾っていた。
顔には騙されないと誓ったはずなのに。
「ん、取れた」
頭の上で声が響いて、ビクッと肩が上がってしまった。
「あ、ありがとうございます」
「どうかし「よし!場所取り完了!」
あたしの様子に首をかしげた蒼井さんが言葉を発しようとしたとき、タイミング良く蓮也さんが声を上げた。
「帰りましょう!」
ここぞとばかりにあたしも声を出す。
このままだと自分がおかしくなりそうで、それが何だか分からなくて。
あたしの声に反応した蓮也さんが頷き、3人で会社までの道を引き返す。
明日は晴れるだろう星々が、夜空を綺麗に着飾っていた。