社内恋愛発令中【完】
第2章
花より上司?
花見日和とでも言うのか、当日は天候に恵まれて、気温も暖かかった。
午前9時集合だと言われたその場所に着くと、15分前にも関わらず騒ぎ声が響いていた。
「詩苑ちゃん!」
近づいていくと、蓮也さんが手を挙げてあたしの名前を呼ぶ。
いつものスーツからは想像もつかなかった蓮也さんのラフな私服。
新鮮なその姿に、心臓が高鳴ってしまう。
「着てくれたんだ?」
「も、もちろん」
蓮也さんはあたしの格好を見るなり、その顔をほころばせた。
真っ白のワンピースを選んでくれた蓮也さん。
今日は、その上に春らしい黄色のカーディガンを羽織った。
「似合ってるね」
「やめてください蓮也さん」
午前9時集合だと言われたその場所に着くと、15分前にも関わらず騒ぎ声が響いていた。
「詩苑ちゃん!」
近づいていくと、蓮也さんが手を挙げてあたしの名前を呼ぶ。
いつものスーツからは想像もつかなかった蓮也さんのラフな私服。
新鮮なその姿に、心臓が高鳴ってしまう。
「着てくれたんだ?」
「も、もちろん」
蓮也さんはあたしの格好を見るなり、その顔をほころばせた。
真っ白のワンピースを選んでくれた蓮也さん。
今日は、その上に春らしい黄色のカーディガンを羽織った。
「似合ってるね」
「やめてください蓮也さん」